株主優待変更 1週間の情報を纏め読み(2/20~2/24公表分)

優待・高配当株

2/13~2/17に発表された株主優待変更情報を共有します。

ロコンド(3558)優待変更(所感△)

権利確定月:2月

円谷フィールズホールディングス体制発足を記念した記念優待の新設が発表されました。優待内容は下記の通りです。

保有株数
(基準日時点)
優待内容
100株~ Reebok 15% OFF クーポン
(最大 50,000 円引き)1回分
300株~ Reebok 20% OFF クーポン
(最大 150,000 円引き)2回分
500株~ Reebok 25% OFF クーポン
(最大 300,000 円引き)3回分
1000株~ Reebok 30% OFF クーポン
(最大 500,000 円引き)4回分
変更内容
・1年以上の継続保有撤廃
・クーポン対象「LOCONDO.jp」→「reebok.jp」及び Reebok 直営店
・保有株数及び割引率、最大値引き金額変更

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
995 12.1 2.0 11.0 57.7

所感(△)

業績は回復傾向にありますが、まだまだ安定した業績とは言い難い。特別割安というわけでもなく配当もなし。投資対象としては魅力に欠けるところです。

ハブ(3030)特別優待追加(所感△)

権利確定月:2月

2023年2月期における特別優待が追加されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。

保有株数
(基準日時点)
優待内容
100株~ ご優待カード(1,000円分)1枚 +特別贈呈(1,000円分)
300株~ ご優待カード(3,000円分)1枚 +特別贈呈(3,000円分)
500株~ ご優待カード(5,000円分)1枚 +特別贈呈(5,000円分)

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
728 4.1 6.4 30

所感(×)

特別優待の追加で優待としては倍増となります。ただし、無配の継続も同時に発表されています。なにより赤字が続いており、業績が良くありません。指標面から見ても割安感もなく投資対象としては回避しておくべきと思います。

ユニバーサルエンターテインメント(6425)優待発表(所感△)

権利確定月:12月

2022年12月期における優待内容が発表されました。優待内容は下記の通りです。

保有株数
(基準日時点)
優待内容 継続保有期間
1年未満
継続保有期間
1~3年未満
継続保有期間
3年以上
100株以上 QUOカード 1000円分 2000円分 3000円分
1000株以上 2000円分 3000円分 4000円分
3000株以上 3000円分 4000円分 5000円分

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
2,354 18.2 0.5 3.3 58.6

所感(△)

優待の内容が発表されましたが、2022年12月時点の保有者が対象となり、今後は未定となっています。優待内容に長期保有での特典があるので今後も中長期で保有を期待した優待の継続があるかもしれませんね。現時点で株価は割安な水準ではありますが業績は不安定な部分があること、無配であること等から現時点では購入対象とはなりません。

ウェルビー(6556)優待中止(所感×)

「5アミノレブリン酸」サプリメント(30カプセル入)」1個の優待がありましたが2023年3月期において中止となりました。

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
688 66.5 5.2 49.8 42.8

所感(×)

ヘルスケア事業の撤退に伴い事業整理損として特別損失を計上した結果、著しく業績が悪化したことによる優待中止とのことです。今後の業績が不透明なこと、株価が割高なことから現時点で投資するべきではないと判断します。

日本甜菜製糖(2108)優待新設(所感

権利確定月:3月

株主優待が新設されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。

保有株数
(基準日時点)
優待内容
100株以上 自社製品 1,000円相当
(砂糖3Kg、北海道どさんこオリゴ300g 1本)
500株以上 自社製品 1,500円相当
(砂糖3Kg、北海道どさんこオリゴ300g 2本、スティックシュガー3g×30 1個)
1000株以上 自社製品 2,500円相当
(砂糖3Kg、北海道どさんこオリゴ300g 4本、スティックシュガー3g×30 2個)

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
1,692 20.8 0.3 2.9 59.2 3.0

所感(〇)

優待新設は明るい材料で自社製品というのも今後の廃止リスクとしては低めで魅力的ではあります。業績面も安定していて、株価の水準も割安、財務面も安定しています。配当利回り3%もそこそこで配当性向も35%程度で今後減配リスクも低めと感じます。安定した株価も魅力的で大きく下落することも無さそう。特に欠点のない銘柄と思います。優待内容が魅力と思う方は買いでも良いのではないでしょうか。

コンコルディア・フィナンシャルグループ(7186)優待変更(所感〇)

権利確定月:3月

株主優待が一部変更されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。

保有株数
(基準日時点)
優待内容
500株以上 (1)または(2)より選択
(1)定期預金(1年[自動継続])店頭表示金利に年0.2%上乗せ(預入金額:10万円~100万円)
(2)キャッシュレス決済「はまPay」アプリのタッチ決済において2,000円相当のタッチ決済残高付与
※(1)は横浜銀行・東日本銀行、(2)は横浜銀行で利用可
※優待の利用には要口座作成。居住地域により口座作成ができない場合、優待メニューは利用不可
優待メニューより1つ
10,000株以上 優待メニューより2つ
変更内容
・1年以上の継続保有が追加
※ただし、2023年3月期については継続保有不要

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
576 12.4 0.6 4.8 4.6 3.3

所感(〇)

業績面は下降気味からの回復傾向にありそう。株価は割安感あり、配当も良い水準。優待内容は銀行口座の開設又はキャッシュレス決済アプリのダウンロードが必要と一手間が必要。優待内容に魅力を感じる方は買いもありかと思います。

ミナトホールディングス(6862)優待変更(所感〇)

権利確定月:3月

株主優待が変更されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。

変更前
保有株数
(基準日時点)
保有期間 優待内容
100株以上 2年未満 対象外
2年以上 ・クオカード 1,000 円分
・microSD カード 64G 1 枚
・グループ会社商品 1,500 円相当以上
1000株以上 2年未満 ・クオカード 1,000 円分
・microSD カード 64G 1 枚
・グループ会社商品 1,500 円相当以上
2年以上 ・クオカード 4,000 円分
・microSD カード 128G 2 枚
・グループ会社商品 6,000 円相当以上
10000株以上 2年未満 ・クオカード 5,000 円分
・microSD カード 256G 1 枚、128G 1 枚
・グループ会社商品 8,000 円相当以上
2年以上 ・クオカード 20,000 円分
・microSD カード 512G 1 枚、256G 3 枚
・グループ会社商品 25,000 円相当以上
変更後
保有株数
(基準日時点)
保有期間 優待内容 備考
100株以上 20%割引クーポン(自社子会社が運営するECサイト プリンストンダイレクトのみ利用可能) ・アウトレット品を除く
・上限金額10万円まで

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
500 0.9 15.7 29.6 2.0

所感(〇)

今回の優待変更はECサイト取扱の高額なデジタル家電が欲しい方にはありがたい変更かもしれませんが、欲しいものがない方には改悪と賛否はありそうな内容です。業績面は右肩上がりになりつつあり、割安感もあります。増配も併せて発表しており現時点の配当性向も10%程度、さらに今後も配当と自己株式取得を強化することで、総還元性向30%を目標と掲げており株価上昇の恩恵も受けれるかもしれません。

フレンドリー(8209)優待休止(所感×)

自社運営店舗および「ジョイフル」(FC店舗除く)、「喜楽や」、「並木街珈琲」、「蕎麦居酒屋二五十」で利用可能な優待券が配布されていましたが休止を発表しました。

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
640 47.7 3.8 0.0

所感(×)

赤字が継続しています。財務状況も危険な状況です。投資しない方が良いでしょう。

RIZAPグループ(2928)優待変更(所感△)

権利確定月:3月

株主優待が変更されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。

保有株数
(基準日時点)
優待内容
(変更後)
優待内容
(変更前)
100株以上 chocoZAP50%割引×3 カ月 特別優待券 5,000 円分
400株以上 優待ポイント 10,000 同左
800株以上 優待ポイント 14,000 同左
1600株以上 優待ポイント 24,000 同左
2400株以上 優待ポイント 30,000 同左
4000株以上 優待ポイント 36,000 同左
8000株以上 優待ポイント 72,000 同左
16000株以上 優待ポイント 144,000 同左
優待ポイント対象
・ECサイトクーポン券13 サイト対象
・人気商品約 100 点
※3年以上継続保有を対象に2週間∼1カ月程度先行申込み期間あり

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
1,418 6.6 4.6 11.7 12.1

所感(△)

優待拡充とうたっていますが拡充ではないですよね(笑)。優待品が数量に限りがあり、良い商品はすぐになくなります。そして優待選択開始時のHPは殺到してアクセスできずイライラそんなこともありましたが、一応サーバ4倍に増強したそうです。さらに長期保有の方向けに先行受付期間を設けるとのことです。業績面はあまり良くなく、株価も割高感さえある感じ。配当もなく、投資判断は優待だよりのところもある銘柄です。個人的にはおすすめしづらい銘柄です

東邦レマック(7422)優待変更(所感×)

権利確定月:6月、12月

株主優待が変更されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。

変更前
保有株数
(基準日時点)
優待内容
(6月)
優待内容
期末(12月)
100株以上 QUOカード1000円分
300株以上 QUOカード2000円分 QUOカード3000円分
1000株以上 QUOカード2000円分 QUOカード5000円分
変更後
保有株数
(基準日時点)
優待内容
(6月)
優待内容
期末(12月)
100株以上 フィットパートナーサイトで使用可能な
クーポン券1枚
300株以上 フィットパートナーサイトで使用可能な
クーポン券1枚
フィットパートナーサイトで使用可能な
クーポン券1枚
※フィットパートナーサイトURL:Fitpartner.jp/fs/fitpartner/Login.html

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
2,696 31.9 0.3 72.6 3.9

所感(×)

業績面が右肩下がりで赤字が数年継続中です。財務面が安定しているため、配当がありますが完全に身を削って配当継続している状況です。株価も割安水準ですが、業績面を見ると手を出せる状況では無いと思います。優待内容の変更は自社サービスに切り替えるというのは正しい選択とは思います。

佐藤食品工業(2814)優待拡充(所感〇)

権利確定月:3月

株主優待が拡充されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。

保有株数
(基準日時点)
優待内容
100株~ 500 円相当の自社製品(新設)
500株~ 1,000 円相当の自社製品
1000株~ 3,000 円相当の自社製品

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
1,650 13.5 0.4 3.8 90.8 1.8

所感(〇)

非常に財務優良で良くも悪くも安定感のある銘柄です。業績面も横ばい、株価もほぼ横ばい。割安感はあり、大きくプラスになることもマイナスになることは無さそうな感じです。そんな中、100株での優待が新設されたのは明るい材料と言えると思います。

パイロットコーポレーション (7846)優待変更(所感〇)

権利確定月:12月

株主優待が変更されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。

保有株数
(基準日時点)
優待内容
100株~ 実用筆記具セット(自社製品)
500株~ 小売基準価格2,000~3,000 円(税抜き)の筆記具及び実用筆記具セット(自社製品) (新設)
1000株~ 株主様限定仕様の高級筆記具セット及び
実用筆記具セット(自社製品)
長期保有(5年)の新設 

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
4,400 10.8 1.5 13.5 74.5 2.3

所感(〇)

優待の変更点は500株枠の新設と長期保有が新たに導入されました。5年に1度の優待とかなり長期スパンであることから株主優待期待という銘柄とは言えなそうですね。業績面は安定しており、かなりゆるやかではありますが右肩上がりとは言えそうです。財務安定しており、株価が特別割安ということはありませんが、配当性向30%以下の水準でありながら増配傾向と持ち続けても良さそうな銘柄と言えそうです。

エイベックス(7860)優待変更(所感△)

権利確定月:3月

株主優待が変更されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。

保有株数
(基準日時点)
優待内容
100株以上 グループ所属アーティストを中心とした公演のチケット優先予約制度 【新設】
a-nationチケット優先予約制度
・「dTV視聴クーポンコード」、「AWA視聴クーポンコード」の進呈 【廃止】
・その他チケット購入割引や長期保有による割引率アップ等詳細は別途公表予定

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
1,574 21.4 1.2 1.6 54.8 3.2

所感(△)

コロナ下で業績は下降気味ですが、落ち着けば回復してくることでしょう。が、現状は配当性向が100%を大幅に超えており、この状況が続くようだと配当は下げざるを得ない状況です。指標面だけで見れば投資には躊躇するところです。優待内容については優先予約券というイベント内容次第では他では変えがたい価値を発揮するものもあるため、半分は浪費となる可能性も理解したうえで購入検討するべきです。

協栄産業(6973)優待新設(所感)

権利確定月:3月

株主優待が新設されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。

保有株数
(基準日時点)
優待内容
100株以上 QUOカード1000円分
500株以上 QUOカード2000円分
1000株以上 QUOカード3000円分

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
2,193 7.3 0.4 13.2 39.1 3.2

所感(〇)

半導体需要好調、円安の影響などで業績は好調です。株価は非常に割安な水準。今回新設された優待利回りは100株で4%程度。総合利回りは7%にもなります。業績については景気に左右されそうな部分もありますが、利回りはかなり魅力的です。

日本モーゲージサービス(7192)優待廃止(所感△)

QUOカードやカタログギフトの優待がありましたが廃止となりました。

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
803 11.4 1.6 15.2 34.5 2.5

所感(△)

カタログギフト等優待内容が魅力的であったため、優待廃止の発表は株価下落に直結しています。廃止の理由は株主への公平な利益還元となっており、業績悪化等の同時発表は特にありませんでした。今後は配当性向 50%を目標とすることも発表しており、現在30%弱の配当性向であることから増配を期待しても良いと思います。優待廃止による株価下落後増配期待で購入するのはありかもしれません。

FPパートナー(7388)優待新設(所感

権利確定月:5月

株主優待が新設されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。

保有株数
(基準日時点)
優待内容
100株以上 QUOカード3000円分

各指標は以下の通りです。

株価
(円)
PER
(倍)
PBR
(倍)
ROE
(%)
自己資本比率
(%)
配当利回り
(%)
5,140 20.4 6.8 27.4 60.6 0

所感(△)

22年9月に上場したばかりの銘柄で、配当・優待無しからの優待新設となりました。株主還元に向けた取り組みと言えそうですが、現状の株価は割高感もあります。今後の業績がどうなっていくのか、少し様子見が無難な感じがします。

 

 

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