2/27~3/3に発表された株主優待変更情報を共有します。
新たな銘柄を検索する時、所有銘柄の売却・継続保有の判断の参考にして頂ければと思います。
エイベックス(7860)優待変更(所感△)
権利確定月:3月
株主優待が変更されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。
保有株数 (基準日時点) |
優待内容 |
100株以上 | グループ所属アーティストを中心とした公演のチケット優先予約制度 【新設】 |
a-nationチケット優先予約制度 | |
・「dTV視聴クーポンコード」、「AWA視聴クーポンコード」の進呈 【廃止】 ・その他チケット購入割引や長期保有による割引率アップ等詳細は別途公表予定 |
各指標は以下の通りです。
株価 (円) |
PER (倍) |
PBR (倍) |
ROE (%) |
自己資本比率 (%) |
配当利回り (%) |
1,574 | 21.4 | 1.2 | 1.6 | 54.8 | 3.2 |
所感(△)
コロナ下で業績は下降気味ですが、落ち着けば回復してくることでしょう。が、現状は配当性向が100%を大幅に超えており、この状況が続くようだと配当は下げざるを得ない状況です。指標面だけで見れば投資には躊躇するところです。優待内容については優先予約券というイベント内容次第では他では変えがたい価値を発揮するものもあるため、半分は浪費となる可能性も理解したうえで購入検討するべきです。
協栄産業(6973)優待新設(所感〇)
権利確定月:3月
株主優待が新設されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。
保有株数 (基準日時点) |
優待内容 |
100株以上 | QUOカード1000円分 |
500株以上 | QUOカード2000円分 |
1000株以上 | QUOカード3000円分 |
各指標は以下の通りです。
株価 (円) |
PER (倍) |
PBR (倍) |
ROE (%) |
自己資本比率 (%) |
配当利回り (%) |
2,193 | 7.3 | 0.4 | 13.2 | 39.1 | 3.2 |
所感(〇)
半導体需要好調、円安の影響などで業績は好調です。株価は非常に割安な水準。今回新設された優待利回りは100株で4%程度。総合利回りは7%にもなります。業績については景気に左右されそうな部分もありますが、利回りはかなり魅力的です。
日本モーゲージサービス(7192)優待廃止(所感△)
QUOカードやカタログギフトの優待がありましたが廃止となりました。
各指標は以下の通りです。
株価 (円) |
PER (倍) |
PBR (倍) |
ROE (%) |
自己資本比率 (%) |
配当利回り (%) |
803 | 11.4 | 1.6 | 15.2 | 34.5 | 2.5 |
所感(△)
カタログギフト等優待内容が魅力的であったため、優待廃止の発表は株価下落に直結しています。廃止の理由は株主への公平な利益還元となっており、業績悪化等の同時発表は特にありませんでした。今後は配当性向 50%を目標とすることも発表しており、現在30%弱の配当性向であることから増配を期待しても良いと思います。優待廃止による株価下落後増配期待で購入するのはありかもしれません。
FPパートナー(7388)優待新設(所感△)
権利確定月:5月
株主優待が新設されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。
保有株数 (基準日時点) |
優待内容 |
100株以上 | QUOカード3000円分 |
各指標は以下の通りです。
株価 (円) |
PER (倍) |
PBR (倍) |
ROE (%) |
自己資本比率 (%) |
配当利回り (%) |
5,140 | 20.4 | 6.8 | 27.4 | 60.6 | 0 |
所感(△)
22年9月に上場したばかりの銘柄で、配当・優待無しからの優待新設となりました。株主還元に向けた取り組みと言えそうですが、現状の株価は割高感もあります。今後の業績がどうなっていくのか、少し様子見が無難な感じがします。
九州旅客鉄道(9142)優待変更(所感
権利確定月:3月
株主優待が一部変更されることが発表されました。優待内容は下記の通りです。
保有株数 (基準日時点) |
優待内容 | 備考 | |
100株以上 | 鉄道株主優待券 (自社営業路線内) |
1枚 (以下100株ごとに1枚増) |
1日乗車券(単日に限り普通・快速列車乗り放題) 特急列車等にご乗車の場合は、別途特急券等の購入が 必要(※)(変更) ※3年以上継続保有の場合、500株以上1,000株未満の株主には1枚、1,000株以上は2枚追加 |
1000株以上 | 10枚 (以下1,000株超過分200株ごとに1枚増) |
||
10000株以上 | 55枚 (以下10,000株超過分300株ごとに1枚増) |
||
20000株以上 | 100枚 | ||
100株以上 | JR九州高速船株主優待割引券1枚 | 国際航路(福岡~釜山間)が運航する場合はスタンダードクラス往復運賃を10,000円に割引、国内航路(福岡湾遊覧コース・サンセットコースに限る)が運航する場合は同クラスを50%割引。 | |
100株以上 | 2,500円相当の自社グループ株主優待券(500円×5枚) | グループ施設での宿泊、グループ経営店舗での飲食・買物等に利用可。 3年以上継続保有の場合、500株以上1,000株未満の株主には2枚、1,000株以上は4枚追加 |
|
【変更点】 ・鉄道株主優待券(自社営業路線内)変更前条件 1枚につき1名片道の運賃・料金を50%割引。料金割引は片道行程における特急券・グリーン券(個室除く)・指定席券(乗り継ぎの複数列車の割引も可)に利用可。他の割引との併用不可。 ・自社グループ株主優待券について 株式会社トランドール各店舗を対象店舗から除外 |
各指標は以下の通りです。
株価 (円) |
PER (倍) |
PBR (倍) |
ROE (%) |
自己資本比率 (%) |
配当利回り (%) |
3,060 | 18.9 | 1.2 | 3.3 | 40.8 | 3 |
所感(△)
コロナ渦の業績悪化からは回復傾向にあります。配当についてはこれまで増配傾向で来ていますが22年3月期には配当性向100%超えとなっています。株価はそこそこ割安感はあるため、業績の回復度合い次第のところがあります。西九州新幹線開業等明るい材料もあるため今後の動向を要チェックです。
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