- 子供が生まれたら期限内にやるべき手続き一覧
- 申請が遅れると損する手当・給付金
- 会社への手続きで得られる給付金
- 子供が生まれた後に見直すべきお金のこと
子供が生まれると、喜びと同時にやるべきことが山積みになります。特にお金に関する手続きは「期限内にやらないと損をする」ものが多いです。知らなかった・忘れていたというだけで、受け取れるはずのお金を逃してしまうことがあります。今回は3人の子供を育ててきた経験をもとに、子供が生まれたらすぐやるべきお金の手続きをまとめました。
まず全体像を把握する
手続きは大きく3つに分けられます。
① 役所でやる手続き(出生後すぐ) ② 会社でやる手続き(産休・育休関連) ③ お金の仕組みを整える(今後のため)
それぞれに期限があるものがあるので、優先順位をつけて動くことが大切です。
① 役所でやる手続き
【最優先】出生届の提出(出生後14日以内)
子供が生まれてから14日以内に役所に提出する必要があります。
必要なもの → 出生届(病院でもらえることが多い) → 母子手帳 → 届出人の印鑑(自治体によって不要な場合も)
提出先は子供の出生地・本籍地・届出人の住所地のいずれかの市区町村です。里帰り出産の場合は、出産した場所の近くの役所でも手続きできます。
⚠️ 出生届を提出しないと健康保険証の発行や児童手当の申請ができません。最優先で行いましょう。
【重要・期限あり】児童手当の申請(出生翌日から15日以内)
新生児の場合、出生日の翌日から15日以内に市区町村の窓口へ申請します。期限内であれば出生月から支給開始となります。申請が遅れた月の分はさかのぼって受給できないため、出生届と同時に手続きするのがおすすめです。
2026年時点の支給額
0〜2歳:月15,000円(第3子以降は30,000円) 3歳〜高校生:月10,000円(第3子以降は30,000円) 所得制限:なし(2024年10月の改正で完全撤廃)
公的支援制度の記事でもお伝えしましたが、児童手当はもらったらそのまま使わず新NISAの積立に回すのがおすすめです。
【確認必須】妊婦のための支援給付(旧・出産・子育て応援給付金)
2025年4月から「出産・子育て応援給付金」は「妊婦のための支援給付」という制度名に変わりました。中身は引き継がれていて、基本形は妊娠届出時に5万円、出産届出後に胎児1人あたり5万円が支給されます。
妊娠届出時:5万円 出産届出後:5万円(胎児1人あたり) 合計:最大10万円(双子なら最大15万円)
自治体によって金額・名称が異なる場合があります。妊娠届・出生届のタイミングで自治体窓口から案内があるのが通例ですが、案内がなくても対象となる場合があるので、必ず確認しましょう。
【忘れずに】子どもの健康保険への加入
子供が生まれたら、健康保険に加入させる手続きが必要です。
会社員の場合 → 勤務先の健康保険組合に申請 → 子供の健康保険証が発行される 国民健康保険の場合 → 役所の窓口で申請
健康保険証がないと医療費が全額自己負担になるため、出生届と同時に手続きするのが理想です。
【自治体で確認】子ども医療費助成の申請
公的支援制度の記事でもお伝えしましたが、自治体によっては子どもの医療費を助成する制度があります。
「子ども医療費助成」+お住まいの市区町村名で検索 ↓ 対象年齢・助成内容を確認 ↓ 役所の窓口で申請
自治体ごとに内容が異なるため、必ず自分の自治体を確認してください。
② 会社でやる手続き
出産手当金(ママ向け・健康保険から支給)
会社員のママが対象です。産休中の収入を補填してくれる給付金です。
支給額:標準報酬日額の3分の2 支給期間:産前42日+産後56日 申請先:勤務先を通じて健康保険組合へ
育児休業給付金(ママ・パパ両方が対象)
育休中の収入を補填してくれる給付金です。雇用保険から支給されます。
支給額:休業開始から180日間は給与の67% 181日目以降は給与の50% 申請先:勤務先を通じてハローワークへ
2025年4月からは「出生後休業支援給付金」も追加されました。両親がともに14日以上の育児休業を取得すると、出生後8週間以内の最大28日間、通常の67%に13%が上乗せされます。
67%(育児休業給付金)+13%(出生後休業支援給付金)=80% ↓ 社会保険料免除・非課税と合わせて ↓ 実質「手取り10割」相当(最大28日間)
29日目以降は通常の給付率(67%→181日目以降50%)に戻ります。パパも育休を取得することで、この上乗せの対象になります。2026年時点では男性育休取得を後押しする制度として活用が広がっています。
扶養控除の申請(年末調整で)
子供が生まれると扶養家族が増えるため、年末調整で扶養控除の申請ができます。
会社から配られる「扶養控除等申告書」に → 子供の情報を記入して提出するだけ → 所得税・住民税が安くなる
節税まとめ記事でお伝えした通り、扶養控除は年収・家族構成によってかなりの節税効果があります。
③ 子供が生まれた後に整えるべきお金の仕組み
学資保険には入らない・新NISAで代替する
学資保険の記事で詳しくお伝えしましたが、学資保険より新NISAの積立投資のほうが効率的です。
やってしまいがちなこと → 「子供のために学資保険に入る」 おすすめの代替手段 → 新NISAで毎月積立投資 → 児童手当もそのまま積立に回す
特に「みんなが入っているから」という理由だけで学資保険に加入するのは避けてほしいというのが、1人目で後悔した私からのメッセージです。
生命保険の見直し(掛け捨てのみに絞る)
子供が生まれると「もし自分に何かあったら」という不安から、保険に入りすぎてしまうケースが多いです。保険の考え方記事でお伝えした通り、保険はシンプルな掛け捨て一択です。
必要な保険 → 死亡保障(掛け捨ての定期保険) → 自動車保険・火災保険 不要な保険 → 貯蓄型保険 → 医療保険(高額療養費制度でカバーできる) → がん保険(貯蓄があれば不要)
固定費を最適化する
子供が生まれると支出が増えます。だからこそ固定費の最適化が急務です。
優先度が高い固定費削減 ① 通信費(格安SIMへの乗り換え) ② 保険料(掛け捨てのみに絞る) ③ サブスクの見直し
固定費削減の記事でお伝えした通り、一度見直せばずっと効果が続くのが固定費削減の最大のメリットです。
手続きチェックリスト
印刷して使えるチェックリストです。
役所での手続き
□ 出生届の提出(出生後14日以内) □ 児童手当の申請(出生翌日から15日以内) □ 妊婦のための支援給付の確認・申請 □ 子どもの健康保険加入 □ 子ども医療費助成の申請(自治体確認)
会社での手続き
□ 出産手当金の申請(ママ) □ 育児休業給付金・出生後休業支援給付金の申請(ママ・パパ) □ 扶養控除等申告書の提出(年末調整) □ 健康保険組合の付加給付の確認
お金の仕組みを整える
□ 学資保険ではなく新NISAで積立設定 □ 児童手当の振込口座を積立専用口座に設定 □ 生命保険の見直し(掛け捨てのみに絞る) □ 固定費の最適化(通信費・保険)
まとめ
- 出生届は出生後14日以内・児童手当は出生翌日から15日以内に申請
- 申請が遅れると遡及受給できないものがほとんど
- 妊婦のための支援給付(旧・出産子育て応援給付金、最大10万円)も必ず確認する
- 会社員は出産手当金・育児休業給付金を忘れずに申請する
- 両親ともに14日以上育休を取れば出生後28日間は出生後休業支援給付金で手取り10割相当に
- 学資保険より新NISAの積立投資が効率的
- 保険は掛け捨てのみに絞る
- 固定費削減は子供が生まれたタイミングが最適
子供が生まれてから手続きをバタバタしないよう、この記事をブックマークしておいてください。期限があるものから順番に動けば、損をせずに済みます。
⚠️ 制度の内容・金額は自治体や制度改正により変わることがあります。申請の際は必ず最新情報をお住まいの自治体・勤務先でご確認ください。


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