「お金持ちと普通の家庭、実際どれくらい差があるんだろう?」 気になったので、野村総合研究所が出している「富裕層ピラミッド」というデータを覗いてみました。数字で見ると、なかなか正直な現実が見えてきます。今回はこのデータと、我が家がそこからどう考えたかを書いてみます。
「富裕層ピラミッド」って、そもそも何?
野村総研が定期的に発表しているデータで、日本の全世帯を「持っている資産」でランク分けしたものです。
- 一番下が「マス層」、一番上が「超富裕層」
- ピラミッド型の図で、どの層にどれくらいの世帯がいるかが一目でわかる
ちなみに日本の世帯の大多数は、実は一番下の「マス層」です。全世帯の約8割はここに当てはまっていて、うちも含め、たいていの人はここからスタートしています。
実は「中間層」が薄くなってきている
2025年2月に発表された最新版(2023年時点のデータ)を見ていて、個人的に一番気になったのは、資産1億円以上の富裕層の話より、その手前にいる中間層の変化でした。 純金融資産3,000万円以上5,000万円未満の「アッパーマス層」は、実は世帯数が減少傾向にあります。
- 理由は、アッパーマス層から上の「準富裕層」「富裕層」へとステップアップする世帯が一定数いるため
- 一方で、全体の8割を占める「マス層」は、割合として大きな変化はなく高い水準が続いている
つまり、「上に抜ける人」と「マス層にとどまる人」に分かれつつあり、真ん中の層(アッパーマス層)だけが薄くなっているという構図です。
- アッパーマス層(3,000万円)まで到達できれば、準富裕層(5,000万円)に上がるのも比較的スムーズになりやすい
- 逆に言えば、アッパーマス層に届くかどうかが、その後の資産形成の分かれ道になっている可能性がある
「中間層が減っている」と聞くと不安になりますが、見方を変えれば「3,000万円というラインを越えられるかどうか」が、その後の伸びしろに関わってくるということでもあります。

なぜアッパーマス層から上に抜けやすくなるのか
理由はいたってシンプルで、株や投資信託の値上がりです。
- 資産が育ってくると、資産の中身に占める株・投資信託の比率も高まりやすい
- 株価が上がれば、その恩恵をそのまま受け取れる
- 円安の進行も、外貨建て資産の価値を後押しした
つまり「ある程度の資産を持っている人は、持っているだけでさらに増えやすい」という構造ができあがっているわけです。逆に、資産をほとんど持たない層は、この波にそもそも乗れません。悔しいですが、これが今の現実のようです。
このデータを見て、うちが考えたこと
一番強く感じたのは、資産を持つこと自体がスタートラインになっているということです。
- 何も保有していなければ、株価が上がろうと円安が進もうと、恩恵はゼロ
- 少額でも新NISAなどで保有していれば、同じ土俵には立てる
- 「そのうち始めよう」と先延ばしにしている時間が、一番もったいない
うちが新NISA積立を地道に続けているのも、まさにこの理屈です。大きな資産を一気に築くのは現実的ではなくても、「持っている側」のスタートラインには、今日からでも立てます。
実は我が家も、この階層区分でいう「準富裕層」に入っています
ここまでデータの話をしてきましたが、実は我が家の純金融資産は5000万円〜1億円のレンジに入っていて、このピラミッドで言う「準富裕層」に該当します。
- 特別な副業や一発逆転があったわけではなく、投資資金をコツコツ捻出し続けてきた結果
- 最初から余裕があったわけではなく、むしろ捻出するのは大変だった時期のほうが長い
- 今では「投資に回すお金を捻出している」という感覚すらなく、普通に積み立てられるようになってきた
正直、最初のうちは「投資に回すお金なんて、そんなに余裕がない」と感じるのが普通だと思います。うちもそうでした。ただ、それを続けているうちに、いつの間にか「捻出する」から「普通に積み立てる」に感覚が変わってきたのです。 個人的な感覚ですが、アッパーマス層(3,000万円)から準富裕層(5,000万円)へのステップは、思っていたより早く来ました。積み立てを続けて資産がある程度の金額に育ってくると、運用によるリターン自体の金額も大きくなってくるので、そこから先は加速していく感覚があります。
最初は大変。でも、そこを乗り越えると景色が変わる
これから始める方に伝えたいのは、最初のハードルを越える価値は十分にあるということです。
- 収入を増やす努力(副業・スキルアップなど)
- 固定費・変動費を見直して、投資に回せる余力を作る努力
最初は正直しんどいですが、この2つを地道に頑張ることで、投資に回せるお金は少しずつ増えていきます。そしていつか、「捻出している」という感覚すらなくなる日が来ます。うちの実感として、そこまで来ればあとは時間が味方をしてくれます。
うちの目標は「選べる自分でいること」
うちが目指しているのは、50歳までに会社員を辞める選択肢を持つことです。完全リタイアがしたいわけではなく、あくまで「選べる状態」でいたいだけです。
- 格差が広がっているのは事実で、それを個人で覆すのは難しい
- ただ、コツコツ積み立てることで「選択肢」は自分で増やせる
- 上位層と張り合う必要はなく、自分たちの選択肢が広がればそれで十分
格差のニュースにため息をつくより、「じゃあ自分たちにできることは何か」に頭を切り替えるほうが、よほど生産的だと思っています。
まとめ
- 野村総研の「富裕層ピラミッド」は、日本の世帯を資産額でランク分けしたデータ
- 純金融資産3,000万〜5,000万円の「アッパーマス層」は、上の層へ移行する世帯が多く、実は減少傾向にある
- アッパーマス層(3,000万円)を越えられれば、その先の準富裕層(5,000万円)にも上がりやすくなる
- 資産が育つと株・投資信託の値上がりの恩恵も受けやすくなり、上位層への移行を後押ししている
- 資産を持つこと自体がスタートラインになるため、少額からでも始める価値がある
- 我が家も投資資金をコツコツ捻出し続けた結果、純金融資産5000万〜1億円の「準富裕層」に到達した
- アッパーマス層(3,000万円)から準富裕層(5,000万円)へのステップは、思っていたより早かった
- 最初は捻出が大変でも、続けるうちに「普通に積み立てる」感覚に変わっていく
格差の構造そのものは、一個人でどうにかできるものではありません。ただ、それを知ったうえで「今日からできること」を積み重ねていく。地味に見えて、これが一番効くやり方だと思っています。
⚠️ このデータは野村総合研究所が公表した推計値(2023年時点)を基にしています。最新情報は野村総合研究所の公式発表をご確認ください。

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